ハレゾラ
お風呂から出ると、待ちきれなかった彼がそこに立っていて、バスタオルで私を
包み込むと、抱きかかえるように布団まで連れていった。
ドサッと少し乱暴に下ろされ目をぱちくりさせていると、勢い良く私に覆いかぶ
さってきた。
「もっともっとって言ってたよね? じゃあ遠慮なく抱かせてもらうから。もう
僕も我慢の限界。激しくなっちゃったらごめんね。朝まで寝かせないから覚悟
して」
彼も余裕がない?
彼の目がいつもと違って見えた。それに今、何かすごいことをサラっと言ったよ
ね?
私、大丈夫? かなぁ……。
そして、このあと彼は猛獣と化して襲いかかり、私を何度も絶頂へと突き上げ
た。
そして、朝まで寝かせてもらえなかったのは本当の話で……。