ハレゾラ
起き上がった彼を、じっと見つめる。下着一枚しかつけてない彼の上半身は、
とても引き締まった身体をしていた。
急に明け方までのことを思い出し、顔を赤くして彼の身体から目を逸した。
それに気づいた彼が、ニヤッと口角を上げて笑う。
「咲さん、やらしいなぁ~」
「やらしくないっ! 早く服着てよっ」
「はいはい」
そう言いながら、荷持が置いてある場所まで行き、服を着はじめる。
私も勝手にニヤけてしまう顔を見られないように、ささっと身支度を整えた。