ハレゾラ

希美とは大学のゼミで一緒になり、すぐに意気投合。それ以来、何をするのもどこに行くのも、いつも一緒。


青春時代を共に過ごした仲だ。


同じ年なのに何故か頼りにしてしまう、お姉ちゃんみたいな存在。
口はちょっと悪いけど、なんだかんだ言っても私を必ず助けてくれる。


今現在、彼女には徹さんと言う素敵な旦那様がいて、いつも一緒と言う訳にはいかないけれど、私に何かあると、こうして会う時間を作ってくれる。


「徹さん、今日は大丈夫だったの?」


「うん、ちゃんと連絡したし、大人なんだから心配することもないでしょ」


「いつも突然で、申し訳ありません」


「そう思うんなら、もう少ししっかりしてくんないと。咲は見た目と違って甘えだからね。で、恵介さんとは本当に別れたの?」
< 14 / 237 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop