ハレゾラ
サラダにハムエッグ、レトルトのコーンスープにトースト。
コーヒーは、今流行のコーヒーメーカーでカフェラテを淹れた。私のプチ
贅沢だ。
彼を寝室に呼びにいくと、まだ布団の中にいた。
「翔平くん。朝食出来たよ」
布団をバサッと捲る。
「翔平……」
少しムっとした声でそう言う。
あぁ、『くん』無しで呼べってことか。それはまだ無理かなぁ……。
「う~ん、それはもう少し慣れてからと言うことで……」
すると、彼は小さく「ちぇっ」と言いながら起き上がり、リビングに歩いて
いった。ササッと布団を整えて私もリビングに戻ると、彼が私の作った朝食を
見て、目をキラキラさせていた。
「こんな美味しそうな朝食、ホテルでしか見た事ない!」
「それは言い過ぎでしょ」
あまりにも大袈裟に言うもんだから、笑ってしまう。
家にあったものだけで簡単に作ったのに、そんなに喜んでくれると、素直に
嬉しい。
「さっ、食べて食べて」
「じゃあ、いっただっきまーすっ!」
誰かの為に作るごはんって、いいなぁ。
「わぁ、玉子が半熟だ!」とか「このコーヒー美味しい」とか感想を言いな
がら、満足そうに食べている彼。
私、彼の彼女になったんだ……。少しだけ実感が湧いてきた。
彼の笑顔は最高だ。私の心を温かく満たしてくれる。
こんな日が続くといいなぁ。
私も彼のために努力しよう……。そう心に誓い、トーストにかじりついた。
コーヒーは、今流行のコーヒーメーカーでカフェラテを淹れた。私のプチ
贅沢だ。
彼を寝室に呼びにいくと、まだ布団の中にいた。
「翔平くん。朝食出来たよ」
布団をバサッと捲る。
「翔平……」
少しムっとした声でそう言う。
あぁ、『くん』無しで呼べってことか。それはまだ無理かなぁ……。
「う~ん、それはもう少し慣れてからと言うことで……」
すると、彼は小さく「ちぇっ」と言いながら起き上がり、リビングに歩いて
いった。ササッと布団を整えて私もリビングに戻ると、彼が私の作った朝食を
見て、目をキラキラさせていた。
「こんな美味しそうな朝食、ホテルでしか見た事ない!」
「それは言い過ぎでしょ」
あまりにも大袈裟に言うもんだから、笑ってしまう。
家にあったものだけで簡単に作ったのに、そんなに喜んでくれると、素直に
嬉しい。
「さっ、食べて食べて」
「じゃあ、いっただっきまーすっ!」
誰かの為に作るごはんって、いいなぁ。
「わぁ、玉子が半熟だ!」とか「このコーヒー美味しい」とか感想を言いな
がら、満足そうに食べている彼。
私、彼の彼女になったんだ……。少しだけ実感が湧いてきた。
彼の笑顔は最高だ。私の心を温かく満たしてくれる。
こんな日が続くといいなぁ。
私も彼のために努力しよう……。そう心に誓い、トーストにかじりついた。