キケンだらけの課外授業~私の周りは不良がいっぱい!?~
しかし

伊勢谷陣はあたしを見ると驚きの表情をした。





「……は?なんでお前…」





「え?」



あたしは固まる。


な??なに?!


まさか伊勢谷陣…あたしが来ること知らなかった!?






「僕が誘ったんだ。おいで、未唯ちゃん」



佐和先輩は優しく微笑みながらあたしを手招きする。



「佐和てめぇ…俺の携帯、勝手に使ったのか」


「陣もよく僕の使うでしょ」



青ざめるあたしとキレてる伊勢谷陣とのんきな佐和先輩。



「姉御、良かったらここ座ってください!」



そんな中、タツは自分の座っていた場所をあたしに譲ってくれた。


ヤンキートリオもあたしの登場にあたふたしている。


どうやらこのトリオもタツと同じくあたしが伊勢谷陣のマブダチとか勘違いしてるらしい…



「あの、あたしやっぱり帰ります」


「どうして?僕が呼んだんだから気を遣わなくていいよ」




いやいや……

このメンツを前に気を遣わないなんて方が無理だよ…。


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