キケンだらけの課外授業~私の周りは不良がいっぱい!?~
「姉御、聞いたっすよ!昨日陣さんのバイクに乗ったらしいっすね!」




タツはあたしを尊敬の眼差しで見る。




「いや…それは成り行きで…」


「マジで羨ましすぎっす。陣さんのバイクと言えば族とか走り屋の間では伝説なんすよ!」


「で、伝説?!」




伊勢谷陣の方を見ると、パチっと目が合った。


目を見てちゃんと顔を合わせるのはなんだかんだ、お風呂の時以来で

あたしは思わず赤くなる。





「…黙れよ、タツ」



伊勢谷陣も少し耳を赤くさせてプイッと横を向いた。




あ…あれ?

あの伊勢谷陣が照れてる?!


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