キケンだらけの課外授業～私の周りは不良がいっぱい!?～

「佐和…おま、何言ってんの？本気かよ…」



「あはは、冗談だよ。陣のお気に入りに手を出すなんてしないよ」



「あぁ？！」



「ごめんね。陣の反応がおもしろくてからかっちゃった」



「！！」





佐和にはめられ俺は耳が熱くなる。





「必死な陣って可愛くて好きだなぁ～」



「てめ…殺されてぇの？必死じゃねぇしだいたい別に気に入ってねぇし」



「えー？どこからどう見ても気に入ってるでしょ」



「ざけんな、なんで俺があんな女を気に入ってんだよ！」



「はいはい、分かったからそんなにムキにならないでよ」



「っ……」




完全に佐和にペースをつかまれ俺は言葉につまる。



確かに……

あの原付暴走事件で俺はアイツを認めたけど。


そんな女は初めてだけど…





「だけど…別に俺は」



「うん。陣はずっとバイクと守くん一筋だったもんね」





……くそ。

意味わかんねぇし。




俺はその後も、佐和のせいで１日モヤモヤし続けた。