キケンだらけの課外授業～私の周りは不良がいっぱい!?～

「ち……うるせぇな」





会話を邪魔されイラつく俺に、未唯はオドオドしながら俺を見る。







「あ…あの…」


「あぁ？」


「もう…守くん以外のことではあたしに関わらないでくれませんか？」


「……は？」




驚く俺に未唯は怯えながら続ける。




「あたし…こんな風に注目されるのとか本当に恥ずかしくて嫌なんです…」



「…………」



「それに…伊勢谷陣はいつも一方的に命令するし…」



「あ？俺がいつお前に命令したよ」



「！き…昨日とか…今さっきもしたじゃないですかっ」



「はぁ？」




昨日？今さっき？


首をかしげる俺に未唯は赤くなり震える。