キケンだらけの課外授業~私の周りは不良がいっぱい!?~
その日の放課後






「未唯ちゃん」


ひとり下校していると後ろから声をかけられた。




ん?


振り返るとそこには佐和先輩が立っていた。




「さ、佐和先輩!」



久しぶりの伊勢谷陣関係者に会い、あたしはちょっとドキッとする。


佐和先輩やっぱりカッコいいな~。





「今から帰り?」



「は、はい!今から守くんとの待ち合わせ場所に行くんです!」



「僕も帰りなんだけど途中まで一緒してもいい?」



「え?あたしとですか!?」



「うん」





佐和先輩は穏やかに頷くとあたしの横に並んで歩き出す。



えぇ~~~?!

佐和先輩と二人なんて…!

なんだか緊張するよ~!


一体なんの用かな?





ちらりと横を見ると、優しいミルクティーの髪をした佐和先輩と目が合う。



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