キケンだらけの課外授業~私の周りは不良がいっぱい!?~
「つか熱は?」



「えっと…熱は確か…今朝で37.8℃くらいで…あの…その」



「ふぅん」





伊勢谷陣はあたしのおでこにぴと…と手のひらを当てる。


ドキッ!!





「37.8℃?明らかにもっと熱いけど。熱上がってんじゃねぇの?」



伊勢谷陣の大きな手の感触にあたしは固まる。





「は…離してっ」


「あぁ?」


「触らないで…!」




これ以上は心臓がもちそうにない。


あたしはギュッと目をつむる。








「てめ……この俺が心配してやってるのに触らないで、だと?」


「!」


「そんなに嫌かよ?」


「!!」





あたしが目を開けると伊勢谷陣は眉間にシワを寄せている。

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