キケンだらけの課外授業~私の周りは不良がいっぱい!?~
やば……!

伊勢谷陣、誤解してる!






「あの、ちが…そうじゃなくて…!」


「もういい。だったら帰ってやるよ」


「ちが…!待って!」





本気で帰ろうと背を向ける伊勢谷陣に

あたしは慌ててベッドから上半身を起こすとその腕をつかみ弁解する。






「そうじゃなくて!伊勢谷陣に触られると胸がドキドキして熱が上がるんです!」















「………………は?」



伊勢谷陣は振り向き目を大きくしてあたしを見る。






「え?」




あれ?

あたし今なに言った??





「お前……それどういう意味?」


「!」






あたしはカァァと真っ赤になる。

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