キケンだらけの課外授業～私の周りは不良がいっぱい!?～

「はっ、そうだ！守くんあたし良いこと思いついた！」


「ん？なぁに」



ハッとひらめくあたしに守くんはきょとんとする。



「守くん、これからあたしん家に夕飯食べにおいでよ！」


「え？僕がお姉ちゃんの家に？」


「うんうん、そう！二人一緒なら寂しくないし、守くん育ち盛りなんだからしっかり食べなきゃ」


あたしはうんうんと頷いた。



「でも…良いの？」


「遠慮なんかしちゃダメ！あたしも守くんと一緒の方が楽しいもん」



あたしの笑顔に守くんは恥ずかしそうに頬を染めた。


「じゃあ、僕も一緒にいたい…」


「やったぁ～！」





こうして――…

この日からあたしと守くんは、放課後を一緒に過ごすようになった。