キケンだらけの課外授業~私の周りは不良がいっぱい!?~
息を切らせ下駄箱のところまで走ると、ピン達3人トリオが待っていた。



「佐和さんこっちです!タツさんに言われて佐和さんのバイク駐輪場から運んどいたっす!」




下駄箱から外を見ると、グラウンドに大型の白いバイクが止めてある。



「ありがとう」



佐和先輩はバイクのキーを取り出しながら辺りを見渡す。




「タツは?今どこ?」


「タツさんももう来るっすよ!」




その言葉とほぼ同時に、タツが廊下から走ってくる。





「佐和さん!色々調べて分かりました!やっぱ今回の件アイツの仕業っす!」




アイツの仕業……?


タツは興奮ぎみにまくし立てる。





「偶然ひき逃げした車を運転する男の顔を見た仲間がいたんす!

事故も車の方から陣さんを煽ってたらしくって…明らかに故意だったらしいっす!」

< 235 / 274 >

この作品をシェア

pagetop