キケンだらけの課外授業~私の周りは不良がいっぱい!?~
あたしは後悔と不安で胸が押し潰されそうだった。




あたしのせいだ……

あたしがバカで慎ちゃんを信じたから。



みんなに忠告された時点で

あたしがもっと早くに慎ちゃんのことを見切っていれば…




あたしの体はガタガタ震え出す。







「……大丈夫だよ」



佐和先輩はあたしの肩を抱き寄せる。



「陣はバイクでの転け方も知ってるから」


「ッ…でも……」


「とにかく今は病院へ向かおう」





佐和先輩はあたしの手をひきバイクへ向かうと

かぽっとヘルメットをあたしにかぶせる。







いくら転け方を知ってたって…

狙ってひき逃げされたんだよね?



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