キケンだらけの課外授業~私の周りは不良がいっぱい!?~
しかしあたしがそう決意した瞬間




偶然、遠くを1人で歩いている伊勢谷陣の姿が見えた。





「!!」


下校中なのか、伊勢谷陣はカバンを肩のところで持ち気だるそうに歩いている。




ななな…なな…

なんでこのタイミングで伊勢谷陣が…!





伊勢谷陣は大きくあくびをした。


そして目をあけた瞬間あたしと視線がバチッとあった。



伊勢谷陣は驚いた顔をして足を止める。



一方、あたしも守くんを抱き締めたままの姿勢で固まった。





伊勢谷陣とあたしの距離はザッと見て100m。





守くんを抱きしめるあたしを見て、伊勢谷陣の顔がみるみるうちに歪んでいく…。




あたしの全身からドッと冷や汗が噴き出す。



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