キケンだらけの課外授業~私の周りは不良がいっぱい!?~

裸のハプニング

「あ―…だりぃ」





薄暗い夕暮れの帰り道。


俺は指をポキポキ鳴らしながら歩く。






今日はマジで散々な1日だった。

思い出しただけで吐き気がする。


この俺様が授業に出るとか…

ずっと寝てたのに未だに頭痛がするとかあり得ねぇし。


こんなんが明日からも続くのかよ……


「はぁ、くそったれ」








――ガチャ


家の玄関を開けるとカレーのいい匂いがする。


なんだ?

守が夕飯作ったのか?




「おい帰ったぞ」


リビングに行くと、ソファーでアニメを見ていた守は俺を見て驚き飛び上がった。



「え!?お兄ちゃん!?」


「あん?なにそんなに驚いてんだよ」




つかなんか家がめっちゃ綺麗になってんだけど。



「お前、掃除でもしたの?」


「お兄ちゃん帰ってくるの8時じゃなかったの?!」


「あ?今日は暇だったから早く帰ってきたんだよ」



ちなみに俺は走り屋仲間のヤスさんのバイク屋でバイトしてて、今日もその日だった。

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