キケンだらけの課外授業~私の周りは不良がいっぱい!?~
―――――――――…
―――…




ひんやり頬が冷たくなり目を醒ますと、リビングのソファーの上だった。




「あ、大丈夫ですか!?」


「お兄ちゃん!!!」



目の前には俺に覗きこむ守と女…


「てめぇら…何して…」


あぁ、そうか。

俺はぶっ倒れたのか…




「ごめんなさいお兄ちゃん…僕まさかお兄ちゃんがあれくらいの攻撃で倒れちゃうなんて」


「お腹が空いて貧血起こしたんですかね?寝てる間もずっとお腹が鳴ってましたよ」



泣きそうな守と、女は冷たいタオルと入れ替えにカレーの入った皿を差し出す。


「…………」


俺はソファーから体を起こすとおもむろに皿を受け取りカレーを口に入れる。



…なにこれ、このカレーうますぎだろ。


俺はようやく頭がまわりだす。


あ―そうか…

空腹だったし今日は授業のせいで頭痛もしてたんだった。



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