キケンだらけの課外授業~私の周りは不良がいっぱい!?~
「い…いや俺は悪くねぇし、だいたい俺も見られたし」




佐和はさらに驚いた顔になる。





「わぁ―…見た上に見せちゃったんだ。それは未唯ちゃんショックも大きいだろうね、可哀想に」


「黙れよ…、つか被害者は俺だっ!」






―――ガチャ



屋上につくと、すでにタツが飯を用意して待っていた。



「授業お疲れ様っす!陣さん」


タツはササッと俺に昼飯を差し出す。



「あ―授業とか思い出させんな」


俺はそれを受け取りながらフェンスにもたれて座る。



「そういやタツ、あの噂はやっぱり陣と未唯ちゃんだったみたいだよ」



佐和は俺の隣に座りながら、ニッコリ微笑えむ。


佐和のやつ…また余計なことを。



「やっぱり陣さんと姉御だったんすか!はぁ―…陣さんの後ろに乗れるとか…マジで羨ましいっす!」



「しかもお互いに裸も見せあったらしいよ」



「は…裸っすか?!」




タツは真っ赤になって目を大きくさせる。

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