キケンだらけの課外授業~私の周りは不良がいっぱい!?~
「おい、黙れよ」






面白がる佐和を俺は睨む。




「陣さんほ…本当っすか?」


「タツも黙れや。お前には関係ねぇだろ」


「は、はぁ…そうっすけど。でもまさか陣さんと姉御がそんな仲に…」


「…………」




タツは完全に勘違いしているが、もう面倒くさくて俺はそれを放置する。





「あれ?でもそういや姉御には彼氏がいるんじゃ…」


「あ?知るかよ、別にど~でもいい」




俺は昼飯を食いながら適当に答える。




「そうなんすか?でもその彼氏ちょっとマズい相手っぽいんすけど…」



タツの言葉に佐和が反応する。




「それ本当?どんな相手なの?」


「大学生の男みたいなんすけどどうも過去に隣町の走り屋グループにいた奴みたいなんす」





隣町の走り屋っていえば、かなり悪質で有名な連中だ。




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