Sugar × Spice Ⅱ〜恋人は年下幼馴染〜





「んっ!んむぅ!」




その途端、涼の舌が私の口の中に入ってきた。

私は驚いて目を見開く。

涼の腕が、ぐっと私の腰を引き寄せた。



私の舌がと涼の舌が、何度も絡みあってピチャピチャと音をたてた。

その音が妙にエッチで…



…な、なにこれ…


まだ2回目(正しくは3回目)のキスなのにこんな…

お、大人のキス…



すごい…触れるだけとは違う、


熱くて、口の中が涼でいっぱいで…


頭の中、しびれるみたいな……



ダメ…身体、力入らな…




「ん〜!ん〜!」


私は慌てて涼の肩をバシバシ叩いた。


「ぷはぁっ」

やっと涼の唇が離れて、私は息を吸った。

だけど身体から力が抜けて、涼が私の身体を支えている。


「ぎ、ギブギブ…」


ダメだ…、頭クラクラする。

身体の奥が、なんかムズムズするよ…。


「なんだよギブって。プロレスじゃねぇんだから」

「うっ、うっさい!だいたい涼が…きゃっ」


その途端、涼が私の身体をヒョイと持ち上げた。


いわゆるお姫様抱っこで、そのままベットへと私の身体を寝かせる。

その上に、涼の身体が覆いかぶさってきた。


「…そんな顔で言われても、迫力ないな」

口の端をペロっと舐めながら、涼は言った。


…顔?私どんな顔して……




涼の唇がまた重なる。



だめ…涼に触れられると私…何にも考えれなくなる…


「ねぇ咲、


咲は兄貴と、こういうことしたいって思ったことある?」

「へ…?」


もうろうとした意識で、私は聞き返した。

















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