Sugar × Spice Ⅱ〜恋人は年下幼馴染〜


な、何急に…


優兄ちゃんとって……


そんな、だって…私、こんなの初めてで想像したことだって…





「俺はね、考えてたよ。

咲とずっとこういうことしたかった。

咲にキスして、その体を抱きしめたかった」


「涼…」



相手に触れたいと思う。

それが、“特別な好き”…


私も触れたい。

涼に、触れたい。


そう思ってたはずなのに、あまりにも次元が違いすぎる。



「で、でも、涼…なんでこんなキス…

誰に教わったのよ〜」


私の言葉に、涼はブッと吹き出した。


「なんだよ、俺が誰かとこういうことしたと思ってんの?

安心しろよ、咲が初めてだから。

俺、初めては咲って決めてる。


だから咲の初めても、俺がもらう」



「も、もももももらうって…」


もう何がなんだかわからなくて、
クラクラしすぎて頭がパンクしそうだった。


なんなのもう…ついて行けないんだけど…



「ひゃっ…?!ちょ、りょ、涼?!」


涼が首筋に唇を這わせながら、私の服の下から手を入れた。


涼の大きな手のひらが、私の成長不足な胸をまさぐる。


「ちょ、ちょ、ちょっと待って涼…」


「やだ、待てない」


私の言葉などお構いなしに、涼は続けた。


待って、私も、心の準備ってもんが…


だけど涼の腕をふりほどけないくらいに、
私の身体は溶けそうなほど熱くなっていた。




「咲、好きだよ」

「んっ」


そう言って涼はまだ、深いキスをする。



……私も好き。


涼が好き。



言いたいけど、ダメ…刺激強すぎ……














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