Black Coffee.
「 ・・・もしも、だけど 」
「 うん? 」
「 菜緒ちゃんにとって辛い結果になったら
真っ先にあたしのところに来てね? 」
それは、”責任”を気にしているの?と
首を傾げれば違うよ、と笑われた。
「 菜緒ちゃん全然頼ってくれないから
こういうときくらい頼って欲しいの! 」
「 ・・・・頼ってるよ? 」
「 まだまだ足りないよ! 」
・・・・そんなもんなのかな、と
苦笑して返しながら昼食を終えて
それからは告白の話で盛り上がっていた。
気付けば夕方になっていて、紗希はこれから
バイトがあるから、と帰っていった。
「 8時にバイト終わるから
また連絡するね 」
「 うん、バイト頑張ってね 」
そして気付けばあたしは今日、
彼に告白することになっていた。