Black Coffee.





「 ・・・もしも、だけど 」


「 うん? 」


「 菜緒ちゃんにとって辛い結果になったら
  真っ先にあたしのところに来てね? 」





それは、”責任”を気にしているの?と
首を傾げれば違うよ、と笑われた。





「 菜緒ちゃん全然頼ってくれないから
  こういうときくらい頼って欲しいの! 」


「 ・・・・頼ってるよ? 」


「 まだまだ足りないよ! 」





・・・・そんなもんなのかな、と
苦笑して返しながら昼食を終えて
それからは告白の話で盛り上がっていた。
気付けば夕方になっていて、紗希はこれから
バイトがあるから、と帰っていった。





「 8時にバイト終わるから
  また連絡するね 」


「 うん、バイト頑張ってね 」





そして気付けばあたしは今日、
彼に告白することになっていた。






< 87 / 174 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop