猟奇的な美剣士〜沖田総司は座敷わらし?!〜
…や、でも、何かいいかも、これ
こんな夢みたいなこと二度とないし……
てか、これ多分夢だし……
愛する沖田総司の胸の中だし………
「……ひゃっ?」
身体がビクンと跳ねたのを感じた。
や、まさか……
まさかとは思うけど今、
今、耳に息吹き掛けたのって、
もしかしなくても………
「………なーんてね?
んなわけないじゃん?」
「………へっ?」
何が? 何が、んなわけないじゃん? なの…?
「……ポカーン、口、開いてる。
マヌケ面………プッ。」
………って! な、この期に及んで?
今この状況で?
え? この人頭大丈夫?
つか、なに?
さっきから、あたし振り回されてばっかじゃない?
むぅーっ! なんか、ム・カ・ツ・ク!
「…あなたねぇ、ちょっと顔が良くて、スタイルがよくて、剣が強くて、
新撰組一番組組長で、
ハァ、座敷わらしだからって…」
ハァハァ、なんか息切れ?
てゆか、わたし何が言いたい?
「…だからって、だからって、」
えーっと、うーんと……
だからってぇ〜………