猟奇的な美剣士〜沖田総司は座敷わらし?!〜





……やっちゃった







そー思った時には もう手遅れで、


「…ねぇ まさか、逃げようなんて思ってないよね?



………ねぇっ!」





勢いよく肩を掴まれ、


びくんっ、わたしの身体は硬直したように動けなくなる。






もう、ダメなんだ……




もう、本当に逃げらんないんだ わたし………






ただ、男の掴んでいるところから回っていく毒に、犯されていくように



もはや、光など遮断された暗闇に

少しずつ、身体が沈んでいく……







もう、いいよ………























………シャキンッ





一瞬、何が起きたのか わからなかった。


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