猟奇的な美剣士〜沖田総司は座敷わらし?!〜





「………っう、うわあわあぁぁ〜!!




た、助けてくれぇっ!







……っち、違う!


ぼ、僕はわ、悪くない!


この女が、そ、そうだっ、この女が誘惑してきたから、だ、なぁ……」





床に仰向けになって、すっかり怖じけづきながらも

腰が抜けたのか、芋虫のように身体を引きずることでしか動けない

さっきまで、わたしに馬乗りになっていた男。






その真上に跨がるように仁王立ちして見下ろす彼の手には、

当然のごとく剣が握られ、

その剣先は 今にも男の首を撥ねてしまいそうな

ギリギリの所で止められていた。







きっと今こいつの頭には言い逃れをすることと

命からがら逃げること


その二つしかない。





そー思ったら急に腹が立ってきて…




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