突然!イケメンミュージシャンがキョーダイになったら!?



「・・・・・・・・」


あれ?聞こえてなかったか?



「ねぇってば!」


肩をポンっと叩くと勢いよく腕をつかんで

「触んな。」

睨みつけられた。。


「家族なんていらね。」


ぼそっと言い残して去って行った。


「・・やっぱり性格わるっ」



お母さんに話してみたけど信じてもらえず。

お母さんの前では愛想がいい好青年。


いなくなると目つきが明らかに違くなる。



「・・芸能人だからっていい気になりやがって!!」

自分の部屋に戻りベットでむしゃくしゃして
レンの部屋の方にモノをぶつけた。



「ダンッッ!!」

レンの部屋の方から壁を叩く音が返ってきてびっくりした。



二重人格ヤロー!!

「レン」なんてカッコイイ名前で呼ぶもんか。

「レンタロー」って呼んでやるんだから!!


コドモのあたしにできる精一杯の抵抗だった。
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