突然!イケメンミュージシャンがキョーダイになったら!?

1時間くらい抱き合って泣いてたけど


’ぐぅ・・’

ってあたしのお腹がなったので
3人で顔を見合わせて笑った。


すごく自然に感じて、
これから3人、「家族」になるのが少し楽しみだなってさえ思った。



それからは料理が運ばれて
他愛ない話をした。

あたしが中学を卒業してどの高校に行く、とか
あたしの趣味のはなしとか、

男性・・ケンジさんは

「うん、うん、それで?」

って同じ話ばっかりなあたしの話を楽しそうに聞いてくれた。


自分の話に夢中になっていて、気づかなかったけど
その違和感にふと気づいた。


「あの、その席・・」


ケンジさんの隣にナイフやフォークがもう1セットあった。

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