社長の溺愛・番外編
「………一緒に…寝て…?」
「…………」
可愛い誘いは余計な意味などは一切含まれていないことがわかる
「エッチなこと、しないの?気持ちいいよ…?」
「…………しない」
ふるふると首をふって早く寝ようと裾をくいっと引っ張られる
「わかったよ、今日は寝ようか」
「………毎日だもん」
「えっ………」
呆然としながら以前の出会った頃の辛い日々を思い出していれば横になった俺にいつものように擦り寄る彼女
シャツ一枚越しにあの身体が当たっているというのに手が出せないという生殺し状態
「慎……温かい」
「そう、よかったね」
俺はぜんぜんよくないけどね!と心のうちで泣きながらどうせ明日には忘れているだろうと思っていた
それから1週間、俺は辛い日々を送ることになるとは知らずに……
―――1週間後の慎
「翼ー。一緒に入ろうね」
「慎!お風呂はやだって」
「聞いてなーい。さぁ身体を洗ってあげるね」
「やだやだ!やぁー!」
半ば無理矢理でした。