社長の溺愛・番外編
その日を境に俺は彼女のことを調べまくった
毎日のようにいろんな女をとっかえひっかえしていたのが嘘のように暇を見つければ彼女のことばかり
……だが、あらゆる情報機関と自分の力を駆使してわかったことはほんの一握り
なぜか彼女には謎が多すぎた
松谷翼、15歳、不登校気味
わかったことはそれだけだった
結構、自分の情報収集能力には自信があったのに全くといっていいほど謎に包まれていた
それと同時に極稀に見る彼女の姿には異常なほど感情が高まり、常に彼女を探すようになっていた
恋心は制御をしらずに高鳴る鼓動に添うようにして見えない不安とそれを上まる奇妙な期待でいっぱい
まるで小学生のようだったと自覚していたがその気持ちをどう処理したらいいのかもわからずにいた
たまに爆発しそうな感情を発散させるため性欲として最悪な方法で発散させることもあったが、何をしても頭のなかにあるのは松谷翼だけだった
そして月日が経ってもその思いは変わらず、いつの間にか二年という長い時間が過ぎていた
自分でも呆れるほど、長い初恋をしていたんだ