社長の溺愛・番外編



そうなの?なんて可愛らしく首を傾げる翼を上手く丸め込んで話を本題に戻す



「欲しいもの決まった?」

「慎も…決まった?」



少し不思議な会話に笑みが溢れる

10月に入って数日、この間翼と話をしていて気づいたことがあった



それはお互いの誕生日についてで、なんとも運命的なことだったのだ


俺の誕生日は10月26日で翼は10月27日


出逢いからばたばたしていたせいで気にならなかったので今まで気付かなかった


運命というか、必然というか


出逢うべくして出逢った最愛なひとなのだと改めて感じた


それをきっかけに、二人の誕生日は同じ日に祝う話しになったのだ


しかし、いくらお互いを愛していても欲しいものなんかわからない



誕生日に必要不可欠なプレゼントがなかなか選べないでいたのだ



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