[続]素敵すぎる恋愛・・・あなたの世界へ
お店に入り、オーダーをした。

「なんかいい雰囲気のお店だね。」

『うん。私も気にいっているんだ。
 副社長が開店に関しては全部任されてみたい…』

「そうなんだ。でもあの会社っていろんなことしてるけど、
 後は何をやっているの?」

『ごめんね。私も正確には分からないの。
 不動産・ホテル・バー・ホストクラブ・・・・いろいろみたいなんだよね
 この前もどこだかのホテルを買ったとか何とか???そんなこと言ってた』

「ほんとにすごい人だね。笠井社長って…」

『そうだね。私もそう思う。
 ほんとなら、旦那様も事なんだから謙遜するんだろうけど…
 いまだに、自分の旦那様があの人だって思えなくて…』

「愛美ちゃんってホントにかわいいね。
 きっと、お金もちの社長さんだから結婚したんじゃなくて、
 あの、笠井社長自信を好きになったんだね」

『うん。だって結婚する時、社長だから結婚しないって言ったんだもん。私
 そしたら、彼なんて言ったと思う?』

「???」

『社長をしている俺じゃだめなら、会社は副社長に任せて、
俺はどっかの会社に転職するからって言ったのよ。
 笑っちゃうでしょ。経済誌だとかにあんだけ顔を出している人が…』

「うっそ。笠井社長ってホントに愛美ちゃんが好きなんだね。
 仕事より愛美ちゃんってことでしょ。
 ほんとにうらやましい…」

『そんなこと…先生だって、
 先生やめてもユリちゃんとの人生を選んだでしょ。 
 無責任な人なら、子供できたって言ったらおろすように言いそうだもん』

「確かに…そうかも。
 私たち、旦那様に恵まれてるってことだね。」

『ほんとだね。フフフ』
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