[続]素敵すぎる恋愛・・・あなたの世界へ
「おっ。やっと気がついたのかな?愛美ちゃんは!!」

私は声がした方へ顔を向けると…

『勇人さん??なんで??』

「この前だって、ここで会ったでしょ。
 この前、王様に指摘を受けたでしょ…
 それの対応をしているわけ…
 本当にすごいよ。王様は…

 少しの時間しかいないはずなのに、そこまで分かるのかって感じ…
 俺ってまだまだだなって思い知らされるよ…」


『勇人さんらしくありませんよ。
 いつもの王子様スマイルはどこですか?』

「仕事疲れが顔に出てる?? 
 今日、この後ジャスティーに行くんだよね。
 いつもの顔に戻さないとな…
 ところで、そこに座っているかわい子ちゃんは??」

『私の同級生のユリちゃん。
 確か…総務って言ってたかな?こちらの旦那様。』

「もしかして、愛美ちゃんの担任の先生だったって言う…」

『そうです。私がお願いしたの…』

「ああ…仕事できるし、部署長も気にいっているみたいだよ。
 多分…すぐに出世するだろうね。あの仕事ぶりなら…」

『そっか。よかった。
 よかったね。ユリちゃん!!』

「うっうん。愛美ちゃん…こちらの人は?」

『あっ。勇人さんです。って言うか副社長です。』

「えっ…すいません。ご挨拶がお・・・」

「そんなのいらないよ。別に俺は君の上司でもないし、 
 気にしないで…
 愛美ちゃんのお友達なんでしょ。

 ゆっくりしていってよ。

 じゃっ。俺はこれで…これからジャスティー行くから。
 気が向いたら、おいでよ。じゃあね…」


勇人さんは、手を振りながら、お店を出ていった
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