[続]素敵すぎる恋愛・・・あなたの世界へ
私がキッチンにいる間、貴俊さんと父はあやしい会話をしていたらしい。


「昨日は遅くにすいませんでした。」

「いや…いいんだよ。今朝の愛美の顔を見れば…
 和解成立だろ…」

「はい。愛美を今日は連れて帰ります。」

「そうだな…今日も愛美のあんな声を聞かされたら、
 父親としても…なんともな・・・」

「…すいません。つい。愛美が可愛くて…」

「夫婦が仲の良いことはいいことだがな…

 笠井君も若いな。 
 あれだけ、愛し続けられるとは…」

「お恥ずかしい限りです。愛美を前にするとどうも…
 理性という言葉がなくなるみたいで…」

「そうか…愛美は幸せだな…
 愛し、愛されて」

「愛美がそう思ってくれていればいいのですが、
 俺が愛しすぎてしまって…」

「まあ…その気持ちは分からんではないがな…
 愛美を頼むぞ。」

「はい・・・もちろんです。
 私のすべてをかけて…」

「笠井君のすべてか…それは大変だな。」



二人は笑いあって、食事の用意がされたダイニングへと向かってきた。。。
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