[続]素敵すぎる恋愛・・・あなたの世界へ
「愛美・・・今回のことは本当に悪かった。
 俺が今までしてきたことがあったから、愛美も信じてしまったんだろう

 でも…
 これからはなんでも話してほしい。
 俺の世間体なんて関係ない。愛美がいなくなったって聞いた時の俺は…
 頼むから…傍から離れないでくれよ。

 世間体なんかより…俺はお前が大事だ。
 愛美がいなければ、俺は仕事なんてできやしない。
 だから、頼むから…傍にいてくれ。離れないでくれ。」


貴俊さんの声は本当に苦しそうだった。

私に向けて、本当に精いっぱいの声を出しているように聞こえた。

『ごめんなさい。私も貴俊さんがいないと生きていけない。
 私…一人で悩んじゃって・・・本当にごめんなさい』


「いや。それも愛美らしいけどな。
 ただ…もっと頼ってほしかったよ。

 それに、愛美と知り合う前の俺のことを信じていないとは思うが、
 子供は絶対にいないから…

 聞きたくないだろうけど…
 昔の俺は金やこの顔についてくる女がいっぱいいたから…
 子供ができたとか言われないように、
 必ず、ゴムして外に出していた。

 だから、子供ができるようなことはない・・・」


貴俊さんは、つらい内容を必死でつたえてる…



< 164 / 212 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop