[続]素敵すぎる恋愛・・・あなたの世界へ
歓談の時間になると、ひっきりなしに貴俊さんの所にあいさつに来る。

みんな必死なんだと思うけど・・・

挨拶するたびに私は頭を下げて笑顔を作る。

顔の筋肉がまひしそうだ。


「愛美・・・無理に笑顔を作る必要はない。
 疲れるだろ。
 いいんだよ、別に・・・笑いたくない奴には笑う必要はない。」

『でも、お仕事で大切な人なんでしょ?』

「まあな。相手側をしては、俺達の機嫌をとっておきたいだろうな
 見てみろよ。勇人を・・・
 おやじたちと一緒に女に囲まれてるだろ。
 奴らは女を差し出せはいいと思ってるバカ連中だ。

 勇人もここに来る女には手は絶対出さない。
 仕事とプライベートは分けたいんだろう・・・

 まあ、今は他の女に手を出そうとも思わないだろうがな・・・」


それもそうだろうけど・・・私はやっぱり妻を勤めたいし・・・



そんな中、貴俊さんが会社の人に呼ばれ、私の元を離れた。

もちろん、健司さんが傍には居てくれるけど・・・





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