［続］素敵すぎる恋愛･･･あなたの世界へ
”ねえ、あの女みた？あんなののどこがいいのかしらね”

”ほんとよね。あの身につけてるジュエリー･･･きっとすっごい額になっているよ”

”そんなの買わせるなんて、ひどい女なんじゃないの？”

”私の時にはあんなに高価なもの買ってもらえなかったよ”

”私だってそうだもん。桁が違いすぎるわよ・・・”



そんなな会話が聞こえてきた。

きっと貴俊さんが私と離れたのを見てから話しているんだろうな・・・

毎度のことながら･･･そういった言葉は私の心に刺さる。


「奥様･･･気にすることはございませんよ。
　ただのやっかみです。
　昔、社長とお付き合いがあっただけの関係ですから･･･
　まあ･･･付き合いと言っても一晩くらいですかね。
　逆にそれくれいで、社長の女のような顔をされてはこちらも迷惑ですけど」


健司さんは、私が悲しまないようにいつもフォローをしてくれる。

普通なら、社長が動いた先に秘書である彼も移動しなくてはいけないと思うけど、こう言う席で私が一人になる場合、絶対傍にいてくれる。


感謝してもしきれないくらいだ・・・

毎度のこととはいえ、正直つぶされそうな思いになるから。
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