[続]素敵すぎる恋愛・・・あなたの世界へ
会場は前回と違って、こじんまりとした料理屋だった。

お店を全部貸し切っての同窓会になりそうだ。


愛美の話だと、そのお店は同級生の誰かが経営している店らしく、
お店は安心だという。

俺としたら、俺の店以外は安心な場所なんてないんだがな。。。

苦笑いしかできない。。。


店の前で愛美をおろすと、

「愛美っ」

愛美を呼ぶ声がして、そちらを見ると数人が店先で話をしているようだった。


『行ってきますね。』

「終わりそうになったら電話してこいよ。
 迎えに来るから・・・

 このへんだと、うちの店が近いから、そこで時間つぶしているから・・・
 ここからだと10分くらいの距離だな。

 忘れずに電話しろよ」



『うん。電話するね。じゃっ行って来る』

「ああ・・・楽しんでおいで」


俺はそう言って、愛美を送り出した。


できるだけ、笑顔で送りだしたが、愛美の友達と思われる輪の中に男がいたのが見えた。

ただの同級生だと分かっていても・・・

自分で笑える、こんなにも独占欲が強いだなんて。


すべは愛美だけにだがな・・・
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