[続]素敵すぎる恋愛・・・あなたの世界へ
俺に向かって、

「あの・・・笠井社長。私の履歴を確認しなくてもいいのですか?」

と聞いてきた。
もちろん、会社として履歴書の提出は大切なことだ。
だが、過去のことはどうでもいい。
だから、俺は、

「ああ。そうですね、とりあえず、明日履歴書を持ってきてください。
 でも、私は過去のことは何もといません。
 これでも人を見る目はある方です・・・
 私を信じてついてきてくださると幸いですが・・・

 待遇などにつきましては、ご相談させていただきますので。」


そう伝えた。先生の横で微笑む女の子を見たとき、この子が奥さんだと感じた。

でも、先生は結構弱気な発言をする・・・

「ありがとうございます。しかし・・・私のようなもので勤まりますでしょうか」


やはり、教え子の亭主の会社に勤めるのは気が進まないか・・・

「そうですね。まず、その弱気な発言から直していただきましょうか。
 私が認めた人材は必ず大丈夫です。」


俺は言葉を選び、納得させた。


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