LOVE☆パズル
バイトは、夕方から夜の9時までだった。


コンビニから家が近いという理由で夜もバイトしている。


バイトの終わる時間に近づく頃には、外はもう真っ暗。


この時間の店内は静まりかえっている。


『あと5分であがれる♪この5分がいつも長いんだよね…』


そう思ったとき、入口のドアが勢いよく開いた。


ぞろぞろと高校生らしき男子4人が、しゃべりながら入ってきた。

静まりかえっていた店内が、一瞬にして嵐がきたかのように賑やかな空気につつまれた。


外に目をやると、原付バイクが4台、無造作に停まっていた。



見た目から、2人はフツーだけど、あとの2人はヤンキーとまではいかないが、かなりヤンチャな感じを醸しだしている。


夜遅くに、高校生が原付乗り回して…まったく親が心配してるよ。
早く帰りなさい。




9時まわったから、あがってもいい時間なんだけど、まだオーナーがでてきてくれない。



しかし、この男ども4人は何か買う気あるんだろうか…?








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