LOVE☆パズル
今日のバイトもあと少しで終わろうとしていた。


コンビニの本を整えて帰ろうと思い乱れた本を整頓しながら、何気なく外に目をやると、一台の原付バイクが窓枠から少し覗いているのが見えた。


だけど見わたせば、今店内には客は一人もいない。



誰のかな…?もしかして…


私は半信半疑で外に出てみた。



私の予想はピッタリだった。


その原付バイクの持ち主はカズだった。


カズは地べたに座ってタバコをふかしていた。


その座りっぷりが、なんとも様になっている。



「そこで何やってんのー?」


なんだか可笑しくて笑いながら言った。


「今日バイト何時まで?」

「え?もうすぐ終わる。」


「じゃ待ってるから。今から遊ぼうよ♪」


「遊ぼうって…。もしかして私のこと待ってたの?」


「うん♪」

カズは満面の笑みで頷く。

私は笑顔に負けてしまった。


「じゃ着替えてくるから、ちょっと待ってて。」




店の中にもどると同時に、すぐに由佳が聞いてきた。




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