LOVE☆パズル
バイト中、カズが来ないか外が気になってキョロキョロ見てしまうし、バイクの音がしたら、ドキッとした。



私の心は、ひたすらカズが来るのを待っていた。


というよりも、待つしかなかった。
そうすることしか、カズと会う手段がないから。


「亜希、最近キレイになったよぉ。ちゃんとメイクもしてるし。」

由佳がいきなり言ってきた。


「そおかな?嬉しいこと言ってくれるねぇ♪」


「最近、ずっとつけてる、そのペンダント可愛いね!誰かにもらったのぉ〜?」

由佳なら絶対ペンダントに気付くと思った。


「え…?」


「亜希、わかりやすーい!顔が赤くなってる!」


そう言われると、余計に顔が熱くなった。



「なんでもない、なんでもない。」


何がなんでもないのか…。

私ったら動揺してるし。
別に隠すことないんだけど…。




「あっそうだ。この前、外で亜希のこと待ってた人、後で思い出したんだけど隼人の友達だよ。」



隼人っていうのは、由佳の彼氏のこと。








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