LOVE☆パズル
「やっぱり?アイツも2つ年下だからね。」



由佳の前では、カズのこと“アイツ”なんて言ってしまう。



「だから、こないだ隼人の年のこと聞いてきたんだね。亜希、あの人のこと好きなの?」


由佳は、やっぱ勘がするどい。


「よくわかんないけど…気になる存在かな。」


嘘ばっか好きなくせに。心の中で自分で自分につっこんだ。
私は自分の気持ちにも素直になれない。


「へぇ〜そうなんだぁ。隼人からその人のこと色々聞いてあげよっか?」


「え〜、いいよぉ〜。」


「そお?なんで〜?」


由佳はなぜかガッカリしてた。





もうすぐバイトも終わるというのに、カズは今日も来ないつもりなのかな?



『今日も会えないか…。』

そう思ったとたん、一気にテンションがさがる。




私ったら、なんで携帯番号聞かなかったんだろ…。
カズだって普通は先に携帯番号とか聞いたりするでしょ…。


いきなり、“かわいー♪”だったもんね…


カズらしいけど…。








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