ミルクチョコレート味の恋





でも、私と同じところに行きたいと言ってここにした私の親友はとても頭が良くて、この入試でもぶっちぎりの一位で合格したらしい。




この前、白桃高校から掛かってきた電話で知ったらしい。




なんでも、入試での結果で一番成績が良かった人が新入生代表であいさつをすることになっているから、それをやって欲しいと頼まれたんだとか。



わー、私の親友は凄いよ。中学の時もトップをキープしてたのに、高校でまでもトップを取るとは。鼻高々だよ。




…って、そういえば私の親友はどこに居るんだろう。さっきから姿が見当たらないんだけど…。




きょろきょろと周りを見渡してみる。





すると、





「みやー!!」





鈴を鳴らしたような高い声が後ろから降りかかってきた。





「綾(あや)!」





笑いながら走ってくる綾に笑顔を向ける。




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