愛のMelody【完】
手をギュッと繋がれた


「え?どうしたの?」


思わず視線を剣都に向けた



「華音、俺…」



花火の光に照らされた剣都の表情は、どこか切なげだった


だから、明るく話さなくちゃってそう思ったんだ


「ね、ねぇ、本当に花火キレイだよね!」


「華音」


だけど、剣都の表情は変わらない


「日本に来てよかったなぁー」


その事が何故か不安で、怖かった…


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