愛のMelody【完】
「華音、おはよう」


「え、あ…おはよう」


私が返事をすると満足したのか剣都は自分の席についた


そして目の前にいる紗織の目はより一層強く鋭いものとなった


「あとで覚えときなさい」


紗織は私にだけ聞こえる声で、だけどハッキリとそう言った


これからどうなっちゃうんだろう


「華音!大丈夫?」


ひとみが心配そうな表情で私の顔を覗き込む


「大丈夫だよ」


「そう?紗織のやつ、これで諦めてくれたらいいけど…。

何かあったらすぐ言ってね」


「うん、ありがとう」


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