愛のMelody【完】
「ねえ、ちょっとつきあってよ」


放課後、ひとりで帰ろうと靴を履き替えていると紗織が立っていた


「何で?」 


「いいから来なさいよ!」


周りに人もいなくて、剣都もいない今、紗織はかなり強気だった


腕を引っ張られるようにして歩く


そして人気のない校舎裏についた


「何で呼ばれたかわかる?」


「剣都のこと、でしょ」


それしかないもん


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