愛のMelody【完】
「気のせいよ」


「なら、あんたに聞く。

華音に何した?」


そうやって剣都は紗織を睨みつけた


「な、なんで私に聞くのよ?!」


「お前だろ」


冷めた目で確信を持った言い方をする剣都に、紗織の表情も悲しみに溢れていく


「違うって言ってるじゃない!

紗織は関係ない!」


「そう言えって言われたのか?」


「違うっ!

剣都はひどいよ。

何も知らずに、そんな残酷なこと言うなんて」


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