愛のMelody【完】
「入って」


促されるまま華音の部屋へ足を入れる


「コーヒーでいい?」


「いや、いい。

先に話をしよう」


「そう、だね…」


俺たちはソファーに並んで座る


微妙な距離がより俺の不安を掻き立てる


聞きたくない…


だけど、聞かなきゃいけない…


「剣都……

何を聞いても、私から離れないでくれる?」


「もちろん」


そう答えると華音はゆっくりと話し出した


剣都sideEnd

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