愛のMelody【完】
「なに、してんの?」


「あ、……

ぎん、が…………」


後ろを振り向くと銀河が立っていた


「なに?ふたりってそういう関係?」


「あ、や…ちがうの…

あの、えっと……」 


「振られたんだよ」


私を庇うように太陽はそう言った


「たいよう……」


「振られたって…」


銀河は信じられないって顔をしている


「他に好きな奴がいるからって。

キッパリ振られたわ。

だから、最初で最後のハグ。

恋心は捨てて、これからは友情だけを抱けるように」 


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