愛のMelody【完】

大切な人

優実の話を聞き、涙が止まらなかった


「華音…本当に…ごめんなさい…」


優実だけが悪いんじゃない…


銀河を傷つけたのは私も同じ


あのとき、逃げずにいれば…


自分が傷つくのを恐れて、現実から目を背けたから


銀河は裏切ってなかったのに


私が、一番信じてあげなきゃいけなかったのに


「華音、銀河くんを許してあげて…。

二人が望むなら、私がいなくなるから…。

もう、銀河くんの前から姿を消さないで…」